横浜ビールとは
今回ご紹介するのは横浜ビールがつくったYOKOHAMA LAGER。
横浜は個人的に好きな街で、関東に住んでいたときはよく遊びに行っていましたが、ビアホールとかビアガーデンとか、ビールのお店やイベントがたくさんあった印象です。キリンの横浜工場もありますしね。
横浜はビールの街だった
横浜はビール文化発祥の地とされています。
開国してすぐ、明治時代の初めごろにアメリカ人技師であるウィリアム・コープランドが来日、横浜の地で日本初めてのブルワリーを開設し、ビールの普及に努めたそうです。
コープランドが開設したブルワリーは変遷を経て、最終的には「麒麟麦酒」として日本の大手ビール企業へとなっていくのです。
その時の醸造所の名前は「スプリングバレー・ブルワリー」と言います。キリンビールが同じ名前のビールを販売していますが、そのような繋がりがあったのですね。
YOKOHAMA LAGERを実際に飲んでみる
ラベルを見て、注いでみよう
さて、話が脱線しましたが、そんなビール発祥の地、横浜で一番最初にできたクラフトビールの醸造所が横浜ビールだそう。クラフトビールの先駆け、とも言える存在ですね。
それでは横浜ビールがつくったクラフトビールの中で、今回はYOKOHAMA LAGERを飲んでみます!
紺色に横浜の文字と、開国当初に描かれたであろう絵が背景、その真ん中にどんと入るYOKOHAMA LAGERの文字。なんとも渋くてカッコいいラベルですね。
ラベルを見て気になったのが、インディア・ペール・「ラガー」の文字。IBUも45と高く、ホップをふんだんに使っていると思うのですが、製法は下面発酵のラガー。IPAとはまた違った味なのでしょうか。
泡立ちは割としっかりしています。ビールの色はアンバーエールより少し明るめの褐色という印象です。
いざ、実飲!
飲む瞬間、柑橘系の香りがふわっとやってきてとてもいい感じですが、IBU45なだけあって、それなりに苦いです。しかしIPAとは異なり、後味は割とさっぱりでした。ここでエールとラガーの違いが出てくるのですね。
味は似ていますが、発酵の違いで爽やかさが違うなんて、ビールは奥が深いです。IPA好きの人は挑戦してみる価値ありです。
刺身、焼魚との相性は?
さてこちらのビール、IPA同様、柑橘の香りと苦味が強いので、刺身と合わせるのはあまりおすすめできません。刺身の味が消えてしまう気がします。強いていうなら、鉄臭さがややあるマグロや鰹が合うでしょうね。
焼魚はどうかなと考えたときに、ふと頭をよぎったのが、さんまの塩焼き。
苦みのある内臓周りも含めて食べるサンマですが、その苦みを、ビールの苦味と柑橘の香りがうまく消してくれるのでは、と思ったのです。後味もスッキリなので、サンマの味もちゃんと味わえるのではと思います。
サンマってたまにスダチとかカボスとか、柑橘をかけて食べることもありますし、ちょうどいいのではないでしょうか。
刺身マッチ度 ★★☆☆☆
焼魚マッチ度 ★★★★☆
近年、不良続きでなかなか食べることはなくなりましたが、もしサンマが手に入ったら、横浜ラガーを一緒に飲んでみたいですね。
最後に
今回は横浜ビールのYOKOHAMA LAGERをご紹介しました。インディア・ペール・ラガーを飲むのは初めてでしたが、IPAとはまた違う味を楽しむことができました。IPA好きの人は一度試してみた方がいいです。
横浜ビールのHPはこちらです!気になった人はぜひ見てみてくださいね!
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