【キャプテンクロウ】大量ホップで存分にアロマを楽しむビール【レビュー】

飲んでみた

今回飲んでいくのは、OH! LA! HO BEER (オラホビール)がつくったキャプテン・クロウ エクストラペールエールです。

名前からしてすごく濃い味が連想できますが、いったいどんなビールなんでしょう?まずはオラホビールについて簡単にご紹介していきたいと思います。

 

OH! LA! HO BEERとは?

小さな街で、地域活性のためにはじまったブルワリー

オラホビールは長野県東御市(とうみし)にあるブルワリーです。東御市は長野県の東部にある、人口3万人ほどの小さな街です。雨があまり降らない「晴れの街」として知られており、市の半分以上が山林という豊かな自然に恵まれています。

 

東御の地域を盛り上げるためにオラホビールが設立されたのは1996年。当時はラガースタイルが主流だった日本であえてエールスタイルを取り入れ、第一次地ビールブームの波に乗ります。

ブーム後の不遇の時代を乗り越えて、現在ではトレンドやスタイルに囚われない自由なビールづくりを行っています。2010年からはホップの自社栽培も行い、素材と製法にこだわった美味しいビールを生み出しています。

 

ちなみにオラホという言葉は長野県の方言で、自分が住む方角や所属する団体などを意味します。ざっくりだと「わたしたち」ということになりますね。

成城石井でよく見かけるあのビールもオラホ

オラホビールはさまざまなエールスタイルのビールを作っています。2023年6月現在で販売されているのは6種類。その中でも有名なのは、

・雷電 閂

・キャプテンクロウ エクストラペールーエール

の2本なのではないでしょうか。成城石井でよく見かけますね。

 

今回はそのうちの1本、キャプテンクロウ エクストラペールエールを飲んでいきたいと思います!

 

さっそく飲んでみよう!【レビュー】

実際に飲んでみようとなった時にラベルを見てふと気づきました。

「エクストラ」ペールエール…だと…?

「エクストラ」ペールエールとは

キャプテンクロウのスタイルはアメリカンペールエール。とてつもない量のホップを入れることで今れる香りと苦味を楽しむスタイルです。

苦味の指標数値であるIBUは57とかなり高め。日本の大手企業のビールのIBUが20〜25なので、まぁ倍以上ですね。いったいどこまで苦いのか…気になるところです。

 

キャプテンクロウも、通常の2倍以上のホップを使用しており、熾烈なホップアロマを楽しめるとのこと。その味は世界的に認められており、2017年にWORLD BEER AWARDSで世界一を受賞しています。

 

泡立ち・色・香りは?

缶を開けて注いだときの泡立ちと香りにおもわずびっくりしました。勢いよく泡立つ大きめの泡、そしてこの段階でふわっと香ってくる柑橘系の香り。かなりしっかりしたアロマを楽しめそうです。さすがエクストラと名前がついているだけあります。

色は少し暗めの黄金色です。SRMで言うと6〜8ぐらいだと思います。

 

お味はいかに?このビールに合う料理は?

一口目からドーン!とやってくるのは、柑橘の強い香りとホップの強い苦味。「これこれ!私IPAめっちゃ楽しんでるゥ〜!!」という気持ちにさせてくれます。

 

ただ、他のアメリカンIPAと異なり、このビール、キレがすごいんです。飲んだ時に感じた味たちが後を引かずにサッと消えていきます。あまりのスピードなので、最後がちょっと物足りない、もう一口飲んでみよう…。ということであっという間にビールがなくなっていくのでした。

香りと苦味が強い割に後味がスッキリするという点は、横浜ビールのYOKOHAMA LAGERに近いかもしれません。

 

オラホビールの公式HPでは、このビールに合う料理として

・キーマカレー

・からあげ

・ハンバーガー

をあげています。確かにスパイスやソースの味が濃いものが合うでしょう。

夏の昼時、暑い時にカレーと一緒に食べたいですね。昼から濃い味の料理と酒を楽しむ背徳感を味わいたい人にはおすすめのビールです。

 

刺身と焼魚は?

こちらのビール、逆にあっさりした刺身とは相性があまりよくないかもしれません。魚の塩焼きなどのシンプルな味のものも、ビールの強い香りと苦味に負けてしまいそうな気がします。強いて言うならマグロや鰹といった赤身の刺身や香草焼きが合うでしょう。

刺身マッチ度 ★★☆☆☆

焼魚マッチ度 ★★☆☆☆

 

強烈なアロマホップにうっとりしちゃうビール

今回はご紹介したOH! LA! HO BEERのキャプテンクロウ・エクストラペールエールをご紹介しました!ラベルに書いてあったとおり、熾烈なアロマホップを楽しむことができました。

今までいくつかIPA系のビールを飲んできましたが、日本のIPAの方が海外のものよりキレがあるイメージですね。キレのあるビールは日本人がよく好んでいるから、とか何か理由があるのでしょうか。ちょっと気になりますね。

 

キャプテンクロウは成城石井や酒屋で多く取り扱っているビールです。値段も350円程度と良心的!

 

オラホビールのHPはこちらです。個人的にはサイトのデザインコンセプトが凝っていて好きです。気になった人は見てみてくださいね!

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