【ソラチ1984】伝説のホップをご家庭で!気になるそのお味は?【レビュー】

飲んでみた

伝説のホップ SORACHI 1984とは?

今回は、サッポロビール 伝説のホップ SORACHI(ソラチ) 1984 をご紹介します!

 

「伝説」「SORACHI」「1984」…気になるワードがたくさんですが、いったいどんなビールなんでしょう?

 

まずはこのビールができるきっかけとなった伝説のホップ、ソラチエースについて簡単にご紹介していきたいと思います。

サッポロビールのホップはどれも自社開発!

サッポロビールの前身である開拓使麦酒醸造所が、北海道でホップの自社栽培を始めたのは1877年のこと。

 

野生のホップが見つかったことで、北海道の気候がホップ栽培に適していると予見したアメリカの化学技術士トーマス・アンチセルの意見をもとに栽培を始め、4年後には、使用する全てのホップの自給化に成功します。

 

その後、サッポロビールはホップの品種改良を積極的に行い、100年以上の歴史をもつ「信州早生」、苦味含有量が多く収穫量も安定している「フラノスペシャル」など、数多くのホップを開発してきました。

 

そんな中で、このソラチエースが何故「伝説」と言われるのでしょうか?

日本で作られたホップは海を超えて伝説となる

ソラチエースが誕生したのは1984年。ヒノキやレモングラスのような香りが強く爽やかにやってくるのが特徴です。苦味もそれなりにあるため、独特な風味のビールを作ることが可能です。

 

しかし、ソラチエースが売りに出された1980年代後半に人気を博したのはスッキリした味わいのドライタイプのビール。日本市場では香り重視の苦味が強いビールはあまり人気が出ませんでした。

 

そこでソラチエースが持ち込まれたのはアメリカ市場でした。ホップを多量に使うことで、香りと苦味が強く出るIPAスタイルが主流のアメリカでは、このホップで作られたビールが大人気となりました。

 

海を超え、アメリカから世界中へその魅力は発信され、ソラチエースはいつしか「伝説のホップ」と呼ばれるようになりました。

 

その後、日本にクラフトビールブームが到来し、逆輸入の形でソラチエースは日本でも人気を博することになりました。

ソラチエースを100%使用、凛とした香りのビール

今回ご紹介するSORACHI 1984は、世界的に有名になった「伝説のホップ」ソラチエースを100%使用した、いわば「伝説のビール」なのです!

 

ラベルにも「凛として、香り立つ」とあるように、キリッと爽やかにやってくるヒノキやレモングラスのような香りが持ち味のようです。

 

スタイルは、ホップの香りとスッキリした後味が楽しめるゴールデンエール。アメリカ市場で脚光を浴びたホップということで、日本の大手ビールらしからぬ香りと味が期待できますね。

SORACHI 1984を飲んでいこう【レビュー】

説明はこの辺りにして、さっそくビールを飲んでいきましょう!

香り・色・泡立ちは?

注いだ時の泡立ちはあまり強くありません。色は明るめで、SRMにすると4〜5ぐらいでしょうか。

 

香りは比較的強いように感じました。ホップ独特の柑橘系の香りがふわっとやってきます。

お味はいかに?

一口目に感じたのはホップの香りと苦味でした。レモングラスのような香りが特に強いです。なんなら若干レモンの酸味も感じるぐらいです。

 

これがソラチエースという1つのホップから出ているとなると驚きですね。

 

麦の甘みもあまり感じず、ホップの苦味がスパッとやってきて、ゆっくり余韻を残しながら消えていきます。

 

最近飲んだゴールデンエールの中にはオラホビールやISLAND BREWERYのものがありますが、その2つよりはしっかりとホップの味を楽しむことができました。

 

キリッと、爽やかしたホップの味わいを楽しみたい方にはとっておきのビールです。

ビールに合う料理は?どんなシーンで飲みたい?

さて、こちらのビールですが、少し脂がのっている、味が濃い料理にとてもマッチするでしょう。ひき肉を使った餃子や肉団子の甘酢あんかけなど、中華料理と合わせると良いかもしれません。

 

また、ソラチエース独自の香りが、贅沢感を誘います。特別仕事を頑張った日のご褒美に、ビール単独でゆったり味わうのも良いでしょう。

 

苦味も尾を引きすぎることなくスーッと消えていくので、ホップの味に苦手意識がある人もチャレンジしてみる価値アリです。ホップの香りを純粋に楽しんで欲しいです。

刺身・焼魚との相性は?

レモングラスのような酸味とホップの苦味を分かりやすく感じることができるこのビール。それなりに味がしっかりしているので、相性の良い刺身は意外と限られるのかもしれません。

 

相性が良い刺身は、パッと思いつくのは鰹のタタキです。レモングラスの爽やかな酸味を伴う味が、鰹のほろ苦さと合うのでは?と思うのです。逆にタイなどのあっさりとした白身魚の刺身は合わないでしょう。

 

焼魚は、アクセントとして柑橘をかけるような魚が良いですね。鰆、サンマ、鮭など、季節に応じた旬の魚と合わせてみてはいかがでしょうか。

 

刺身マッチ度 ★★★☆☆

焼魚マッチ度 ★★★★☆

 

伝説のホップの味をお家で楽しもう

今回は、サッポロビール 伝説のホップ SORACHI 1984 をご紹介しました!

 

ホップの品種は全世界で300種類以上存在し、ビールに使うホップの組み合わせも様々。箕面ビールのおさるIPAのように5種類ものホップを使用しているビールもあります。

 

そんな中で、ソラチエースという1種のみのホップを使い、ここまで複雑な香りと味を生み出しているビールって、なかなかないと思うんです。サッポロビールのホップ栽培とビール作りにかけるこだわりを感じることができる1杯でした。

 

こちらのビールですが、1缶260〜300円ほどで購入することができます。サッポロエビスやプレミアムモルツの値段を考えると、思った以上に安いのです!

オンラインでもお買い求めできますよ〜!

世界に認められた伝説のホップ、ソラチエースが生み出す独自のアロマを、皆さんも楽しんでみてはいかがでしょうか?

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