【ソラチ1984 ダブル】伝説のホップの魅力を最大限に引き出した濃厚ビール！【レビュー】

伝説のホップ SORACHI 1984 DOUBLEとは

今回は、伝説のホップ SORACHI 1984 DOUBLEについてご紹介します！

以前に飲んだ伝説のホップ SORACHI 1984の別バージョン。「DOUBLE」という言葉からなんとなく濃い味のビールと想像できますが…実際どうなんでしょうか。

まずはこのビールについて簡単にご紹介します！

こちらのビールは、サッポロビールが独自に開発した「伝説のホップ」ソラチエースをふんだんに使ったビールです。

サッポロビールの歴史やソラチエースが伝説となった経緯については、こちらの記事をご覧ください↓

通常のSORACHI 1984に比べてその量なんと2倍！ダブルですからね！SORACHI 1984好きにはたまらないビールです。

このビール、ソラチエースの味を存分に引き出すために、ホップを入れるタイミングにもこだわりがあります。

ホップは通常、麦芽を粉砕し、水を加えて糖化した後に濾過した麦汁を煮沸する時、その最初の段階で入れるのが一般的です。

これに対し、ソラチ1984ダブルは、麦汁の煮沸直前にホップを投入するレイトホッピングと、煮沸終了後、ビールを発酵させているときにホップを投入するドライホッピングという手法で作られています。

いずれの手法も香りづけが主な目的で、これによりホップの香りを強く出すことができます。

通常のソラチ1984を飲んだ時、レモンの香りや酸味をすっごく感じた記憶があるのですが、今回はどうなんでしょう…。さらに酸っぱいのか？それともホップの苦味が勝つのか？

香りや味が気になって仕方ないので、さっさと飲んでいこうと思います！

注いだ瞬間に思ったことは、泡立ちがすごい！泡がドドーっとやってきて、飲む手前までずーっと残っている印象でした。ホップを多く使っているだけありますね。

ちょうど通常版の一緒に飲む予定で準備をしていたので並べてみると、左のDOUBLEの方が泡立ちがしっかり残っていることが分かります。

注いだ時の香りは通常版とあまり違いがないように感じました。色はやや暗めで、SRMの情報はないのですが、おそらく7〜9あたりだと思います。

一口目からホップの酸味、苦味、甘味がドドーっとやってきます。通常のSORACHIの味を知っている状態でこれを飲むととても濃く感じます。ゴールデンエールというよりはペールエールを通り越してIPAに近いです。

ソラチエースの特徴であるレモングラスの香りや酸味がもう少しきついのかと思っていましたが、それよりも苦味や甘味の方が強いビールでした。

味もクドく残ることはなく、最後はスッと消えていきます。

このビールに合うのは、肉料理や揚げ物といった、味や油が濃い食べ物です。味が薄い食べ物はビールにその味をかき消されてしまうでしょう。

個人的にはハンバーグやステーキなんかと合わせたいです。北海道の料理でエスカロップという、バターライスの上にトンカツを乗せ、デミグラスソースをかけた食べ物があるのですが、あれと一緒に飲むと最高に幸せでしょうね。

さてこちらのビールですが、刺身にも焼魚にもあまりうまくマッチしない気がしますね…。

ホップの苦味がしっかりしているビールなので、柔らかい味の刺身は一瞬で負けてしまうでしょう。焼魚も然りですね。

しいて言うなら、ブリの照り焼きのような、甘ジョッパイ、濃い味つけとの相性が良いと思います。

刺身マッチ度　★★☆☆☆

焼魚マッチ度　★★☆☆☆

今回は、伝説のホップ SORACHI 1984 DOUBLEについてご紹介しました！ホップが2倍というだけあって、濃い味を体験することのできるビールでした。

ホップが濃いビールのスタイルとして、ペールエールやIPAが挙げられますが、このビールの濃さはちょうどその中間ぐらいだと思います。ペールエールよりはホップの味を強く感じることができ、かといってそれはIPAほどでもない。

ビール独特の苦味や香りが好きな人にはもってこいのビールです。特に通常盤ソラチ1984が好きな人には間違いなく挑戦して欲しいビールです！

………が。

実は、

このビール、

期間限定だったんです涙。

2023年の冬から春にかけて出たこのビール。再販、そしてレギュラー化はあるのか！？ただひたすらに祈るのみです…。

DOUBLEが復活するまでは、通常版を飲みながら味を想像することにしましょう…。

通常版のソラチ1984の記事はこちら↓