【ISLAND BREWERY】魚に合うがコンセプト!ついに刺身に合うビール発見か!?

飲んでみた

ISLAND BREWERYとは?

今回取り上げるのは、長崎県は壱岐島にあるブルワリー、ISLAND BREWINGのビール2種です。

HPを見てみると、「魚を食べるなら。ISLAND BREWERY」と謳っているではありませんか。なんと、「魚に合うビール」を作るべく立ち上がったブルワリーだそうです。

私が求めているビールを既に作っている人たちがいたなんて…。きっと刺身にも焼魚にも合うビールを作っているに違いない!

期待をしながら、早速飲んでいきたいと思います!

せっかくなら…

と、その前に、せっかくならばということで、今回はビンチョウマグロとイサキの刺身を買ってみました。

赤身で少し鉄分の味がでる写真上のマグロと、白身で脂のノリがそこそこあり、弾力もある写真下のイサキ。味のクセが違う2種類なので、うまく飲み比べできるのでは?と買ってみました。

結果はいかに?楽しみです。

GOLDEN ALEを飲んでみる

ラベルをチェック

最初に開けるのは、GOLDEN ALE。「魚に合うビールを作りたい」想いを叶えるべく、最初に作られた、いわゆるフラッグシップビールです。魚をはじめとした海の幸や山の幸と合わせて、料理を楽んでほしいという想いもあるようです。

壱岐島は麦焼酎が有名だそうですが、そこで使用している白麹と、柑橘系のホップを合わせることにより出てくる、スッキリ爽やかな味わいが特徴とのこと。IBUは13と低めです。

グラスに注いでみる

開けて注いでみましたが、この時はあまり香りがしっかりやってくることはありません。泡立ちもあまりなく、色は淡い金色をしています。モルトの色の指標であるEBCが9と低いことからも、この明るさが伺えます。

原材料をみると、白麹が多く使われており、それもあってか品目としては発泡酒にあたるそうです。

いざ、実飲。

一口目から思うのは、すごくあっさりしていて飲みやすい、ということです。ホップが少ないため苦味もあまりなく、白麹の香りがふわりとやってきます

シトラホップが入っているので、柑橘系の香りがやってくるかな、と思ったのですが、それもあまり強くなく、やさしくふわっと漂う感じでした。

苦味や炭酸のクセが本当になく、良い意味でビールっぽくないビールでした。この感じは、奥大和ビールが作っているハーブベースのビールと似た感じかもしれません。

本当に、とてもスッキリして飲みやすいビールでした。

ビンチョウマグロ、イサキの刺身との相性は?

さてこのビール、「魚に合うビールを作りたい」がモットーだっただけあり、今まで飲んだビールの中で一番刺身に合うな、と一口飲んだときから思っていました。

ビンチョウマグロを一口、その後にビールを流し込んでみます。うん、やっぱり合う!そしてもう一口…どんどんお酒が進んでいきます。

このままだと、イサキの刺身と検証できないので一旦ストップします。

次はイサキの刺身と一緒に飲んでみます。イサキの方がより合う!海水魚の刺身にある独特の磯臭さをビールの柔らかい香りがうまく消してくれます。イサキの甘みと白麹の甘みがうまく調和しています。

マグロの刺身にももちろん合いますが、マグロの鉄臭さがあまり消えないので、GOLDEN ALEと合わせるならば、白身魚の刺身と合わせるのが良いでしょう。

焼魚との相性は?

GOLDEN ALEの柔らかい味は、どの焼魚にもちゃんと合うと思います。魚独特の磯臭さを消してくれるという意味では、干物といった味の強い焼き物の方が合うかもしれません。これも食べ比べると違いが出るはずです。また検証してみよう。

刺身マッチ度 ★★★★★

焼魚マッチ度 ★★★★☆

YUZU KOJI ALEを飲んでみる

ラベルをチェック

次に飲むのは、YUZU KOJI ALE。ラベルには、壱岐産のゆずと白麹をたっぷりつかったビール、と書かれていました。

ゆずの香りと白麹の酸味で華やかな味わいと爽やかな余韻を楽しむことができます。ゆずも白麹も壱岐産のものということで、地産地消を盛り上げていくビールですね。

ラベルのデザインも壱岐島の海の青とゆずの黄色が混ざり合っていていい感じです。

IBUは17とやや低め、大手企業のビールぐらいでしょうか。EBCは12とこちらもそこまで高くはありません。原材料をみてみると、ゆずと白麹の方がホップよりも多く使われていました。区分としては発泡酒になるそうです。

グラスに注いでみる

早速飲んでみよう、とグラスに注いだ瞬間から、ゆずの香りがやってきました。白麹の香りはあまりないですね。泡立ちはほとんどありません。ホップの量が少ないからでしょうか。

ビールの色は、アンバーエールのような褐色をしています。

いざ、実飲。

一口目、飲もうとするとゆずの香りがやってきます。そして飲んでみても、やっぱりゆずの香りと味がやってきます。ホップの苦みよりも麦の甘みよりも、なによりもゆずの香りと酸味が強いです。

注いだ時からゆず、飲む前もゆず、そして飲んでからもゆず。ずっとゆずが側にいました。

飲んでしばらくしてから、麦と白麹の甘みと酸味がふわっとやってきます。こちらもビールらしからぬ香りと飲みやすさでした。

ビンチョウマグロ、イサキの刺身との相性は?

さて、こちらも実際に刺身と合わせてみましょう。

まずはビンチョウマグロからいただきます。

最初に一口食べてからビールを飲むと、マグロの鉄臭さをゆずの香りがサッと消してくれますが、それ以上にビールの味が刺身の邪魔をすることはありません。ビールの余韻がうっすら残り、最後はそっと消えていく感じです。

刺身だけ食べている時とビールを飲んでからの味の変化はすごいのですが、味がひどく混ざることもなく、スパッと変化していきます。例えるなら、リレーのバトンタッチがとてもうまくいっている、みたいな、そんな感じです。

次にイサキですが、こちらは逆に淡白な味のため、ビールの味が全て持っていってしまいます。

例えるならリレーのバトンタッチがうまくいかず、次走者が手前からバトンを奪って駆け抜けていく感じ。

YUZU KOJI ALEと合わせるのは、マグロやカツオといった鉄臭さもある赤身魚の方が良いでしょう。

焼魚との相性は?

YUZU KOJI ALEも同様に焼魚に合うと思います。具体的に想像してみると、ししゃもや鮎の塩焼きといった、内臓も含めて食べる魚の方が合うのではないでしょうか。独特の苦味をゆずの香りと味がサッと消して、より食べやすくなるのではないかという予想です。

刺身マッチ度 ★★★★★

焼魚マッチ度 ★★★★☆

最後に

今回は、ISLAND BREWERYのビール2本をご紹介しました!

今まで色々なビールを飲んできましたが、ここまで刺身に合うビールは初めて!刺身の種類によってもビールの相性が違ったのも面白かったですね。

将来、刺身の種類ごとで、相性の合うビールを作れたらいいなぁ…なんて思ってしまいました。これからも味を探求していって、理想のビール作りができるようにがんばるぞー!

ISLAND BREWERYのHPはこちらです。

ISLAND BREWERYのビール、もう1本飲んでみました↓

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