奥入瀬ビール 青森ホップ100%とは
奥入瀬ビールについて
今回は、奥入瀬ビール 青森ホップ100%をご紹介します!
奥入瀬ビールは青森県十和田市にあるブルワリーで、奥入瀬の源流水を使ったこだわりのビールをたくさん作っています。
詳しくはこちらを見てください↓
【奥入瀬ビール クラシックヴァイツェン】青森の水で作られた上品な味のビール!
地元青森のホップを100%使用
こちらのビールは、青森県産のホップ「リトルスター」を使っています。他の種類のホップは使わず、地元青森のホップがふんだんに入ったビールです。
リトルスターは、サッポロビールが2003年春から10年以上(!)もかけて開発した品種で、非常に上品で穏やかな香りが特徴です。青森をはじめとした東北や北海道で多く作られています。
リトルスターの収穫時期は例年8月下旬ごろから。収穫したものをビール用に乾燥・加工し、それを使ってビールを作ると考えると…確かに冬限定のビールになるのも頷けます。
スタイルはペールエール
今回のスタイルはペールエールです。ホップを多く使用したイギリス発祥のスタイルです。ホップの含有量が他のスタイルよりは多めで、苦味や香りを楽しむことができます。
奥入瀬ビールは、ヨーロッパの伝統的な製法を守ったクラシックなビールを製造しており、このビールもホップの爽快な香りとモルトのふくよかなコクを感じることができます。
ホップはビールの苦味や香りを強く出すイメージがありますが、爽やかな香りとはこれ如何に。意外とサクッと飲めちゃうのでしょうか。期待値が高まりますね。
さっそく飲んでみよう
まずはラベルチェック
ラベルに書かれてある八甲田山は、今回は黒色をしています。雪もちらついていますね。冬の青森の夜を表現しているのでしょうか。
注いだ時には香りはあまり感じませんでした。経験上、ペールエールはこの段階ではあまり香りを感じることはないですが、使用しているホップが爽やかな香りを演出するものなので、それもあるかもしれません。
泡立ちはきめ細やかであまり泡立つことはありません。色味は少し明るめの褐色をしています。
いざ、実飲!
グラスを傾けた時に、ほのかに甘酸っぱい香りがしたような気がしましたが、いざ飲み始めた瞬間、その香りがスッと口の中に入ってきました。
ホップの苦味と酸味、麦の甘み、そして爽やかな香りが合わさり、素敵なアロマを生み出しています。この段階でもう心はウットリ、幸せ気分です。
苦味はあるとは言ったもののそこまで強くありません。奥入瀬の源流水のおかげもあって後味はかなりスッキリです。ペールエールと言いながらあまりクセがないので、まるでピルスナーを飲んでいる気分です。
近い味でパッと思いついたのは、サントリーのプレミアム・モルツでしょうか。特に青ラベルの香るエールは、割と似ている気がします。日本のビール、って感じの味がしましたね。
今まで味の濃いIPAばかりを飲んでいたので、ペールエールという文字を見てなんとなく身構えていましたが、いざ飲んで見るとそのあっさりさに拍子抜けしてしまいました。
刺身、焼魚との相性は?
さてこちらのビール、香りもやわらかく、フィニッシュもかなりスッキリなので、他のペールエールよりも間違いなく、刺身にも焼魚にも合わせられるでしょう。
特におすすめしたいのが、ハマチの刺身です。ハマチはブリのひと回り小さいものを言いますが、ブリよりも脂が少なくあっさりした味が特徴です。
ハマチ独特の甘みと少しのった脂が、このビールの甘酸っぱくて爽やかな香りとうまくマッチして、どちらも美味しく味わうことができるでしょう。ハマチだけではなく、他の青魚との相性もいいかもしれませんね。
焼魚で思いつくのはホッケの開きですね。春先に釣れる、小ぶりで脂が比較的少ないものと一緒に飲んでみたいです。
余談ですが、北海道では5月ごろになるとホッケがたくさん漁港にやってくるのです。学生時代によく釣りに行きましたね。またホッケ釣りしたいなぁ。
最後に
今回は、奥入瀬ビール 青森ホップ100%をご紹介しました!
長く続いた奥入瀬ビールシリーズも今回が最後です。いろいろ飲んでみましたが、総じて思うことは、奥入瀬ビールは日本人好みのビールを作るのがうまいな、ということです。
クラシックさを感じる香りと、それでいて後味はスッキリしているので、どのビールもとても飲みやすかったです。クラフトビールは初心者なので色々なスタイルを試してみたい、という人は、ぜひ奥入瀬ビールを一式買ってください。
ちなみに青森ホップ100%は2022年の冬限定品。来年も出てくれないかな…首を長くして待っていようと思います。
奥入瀬ビールのHPはこちらです。ぜひチェックしてみてください!
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