【奈良醸造】個性的な味とデザインのビールを飲み比べ! 後編

飲み比べ

前回はこちら↓

今回ゲットした、奈良醸造のビール残り2本をご紹介していきます!

STREAMIN’を味わう

さっそく飲んでみよう

次に紹介するのはこちらのSTREAMIN’です。オレンジのラベルが特徴的ですね。

少し話が逸れますが、私、奈良醸造のラベルの文字がとても好きで。「R」「E」「A」の文字とか、中心が若干下にズレているのですが、それが独特の空間バランスを生み出していてとってもオシャレなんですよね。

ラベル裏側の部分もポップで独創的なデザインをしています。

注いだところから、柑橘系の香りがふわっとやってきますね。IBUは50で、一般的なアメリカンIPAの苦さです。シトラホップをはじめとした3種類のホップが入っているのをみると、

典型的なアメリカンIPAに近いのかな、という印象です。小麦が入っているのが少し気になりますが。

一口目から柑橘系の香りがどっと来て、その後にガツンとした苦味がやってきます。苦味も香りも最後まで居続ける感じですね。ザ・アメリカンIPAの味でした。小麦の味はあまり感じなかった気がします。

以前に飲んだGOOSE IPAよりは少しだけ苦味が抑えられている気がしました。

刺身、焼魚との相性は?

こちらのビールですが、IPA独特の香りと苦味が強いので、刺身の味は消されてしまうでしょう。伊勢角屋麦酒のDANK IPAと同様、味や香りの強い鰹のタタキとニンニクが合うのではないでしょうか。

焼魚も同様にビールに味が負けてしまう気がしますが、干物の場合は塩味が聞いている分、まだ美味しく合わせることができるでしょう。

合うとしたら白身魚のフライでしょうか。GOOSE IPAしかり、IPAは油分があって濃い味のソースがかかっているものと相性が良いと思います。

刺身マッチ度 ★☆☆☆☆

焼魚マッチ度 ★★☆☆☆

フライマッチ度 ★★★★☆

IPAは香りと苦味が強いので刺身や焼魚のうまみを消してしまうなと感じます。同じく油や味が強い肉料理や揚げ物がうまくマッチするんでしょうね。

 

PHILHARMONYを味わう

ラベルをチェックしてみる

最後にご紹介するのは、こちらのPHILHARMONYです。

PHILHARMONYの言葉自体は音楽を連想させますね。管弦楽団の名称に使われたりしていますが、このビールも素敵なハーモニーを奏でてくれるのでしょうか。

ラベルも淡い色がうまく調和して落ち着いた気分にさせてくれます。

このビールのポイントは2つ。1つは小麦を使ったベルジャンホワイトビールであることです。

ベルジャンホワイトといえば、ヤッホーブルーイングの水曜日のネコとかが有名ですよね。小麦の独特の甘みとコリアンダーの香りが特徴的で女性にも飲みやすいスタイルです。

もう1つは、奈良県で生産されている柑橘、「大和橘」を使用しているということ。

調べたところ、大和橘は古くから日本に自生していた固有種で、実はすっぱく食用には不向きだが、香りづけに料理に使われたりすることもあるそうです。

他にも、レモングラスやコリアンダーを使用して、爽やかな仕上がりになっているとのこと。一般的なベルジャンホワイトよりもさらに飲みやすくなっているのかな?

さっそく注いで飲んでみよう

注いだ時の香りはそこまで強くなく、ビールの色は少し暗めの黄金色でした。ベルジャンホワイトの色はもう少し明るめだと思っていたので意外でした。大和橘の影響があるのでしょうか。

飲む直前はコリアンダーの香りが強かったのですが、最初一口入れた瞬間、橘の味が一気に広がります。八朔とか、少し苦味があって砂糖をふりかけて食べる柑橘の味がしました。

橘の酸味とレモングラスの香りがちょうどよく混ざり合っているのと、ホップの苦味もそこまで強くないことから、375mlと少し大きめの瓶にも関わらずあっという間に飲みきってしまいました。

同じくベルジャンホワイトである水曜日のネコは、小麦とコリアンダーの味と香りが強く出るので、甘く少しまったりした飲み口になるのですが、

PHILHARMONYは橘の味がしっかり出ているので飲み口はスッキリとしており、水曜日のネコよりもさらに飲みやすい印象です。

刺身、焼魚との相性は?

さてこちらのビール、刺身と相性が良いビールでしょう。橘の味と香りがうまくまとまって、魚の味を残してくれます。

比較的タンパクなタイやフグなどがお互いの味を邪魔せずに楽しむことができるのではないでしょうか。逆にマグロやカツオなど、血生臭さやクセが残るようなタイプの魚は、ビールの風味を損ねてしまいますね。

焼魚も同様に、川魚の塩焼きだとうまくハーモニーを奏でることができそうですね。

刺身マッチ度 ★★★★☆

焼魚マッチ度 ★★★☆☆

最後に

今回は、奈良醸造のビール3本をご紹介しました。どのビールも個性的で飲んでいて楽しかったです。

特に面白かったのはWONDERLANDですね。カレーに合う!と心の底から思えるビールに出会ったのは初めてでした。

刺身や焼魚に合うのはダントツでPHILHARMONYですね。今度手に入れることができたら、いろいろな刺身と合わせてみたいです。

奈良醸造は他にも個性的なビールを販売しています。気になった人はこちらのページでチェックしてみてくださいね!

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