【奈良醸造】個性的な味とデザインのビールを飲み比べ！ 前編

奈良醸造とは？

今回ご紹介するのは、奈良醸造のビールです。

私の地元は奈良なのですが、元々奈良では日本酒が多く作られているイメージでした。北岡本店の「やたがらす」、油長酒造の「風の森」、今西清兵衛商店の「春鹿」なんかは有名どころだと思います。

しかし最近は、街を歩いているとクラフトビールがお店や居酒屋で売られているのをよく目にするようになりました。調べてみたら、10個ほどブルワリーがあるそうです。

その中でもネットやSNSでよく取り上げられている印象があるのが、奈良醸造のビールでした。ラベルデザインもすごく個性的でおしゃれだし、いつか飲んでみたいなーと思っていたところ、近所の百貨店で見つけ、即購入！

奈良醸造は2023年5月現在で11種類のビールを販売していますが、今回手に入れたのは

・WONDERLAND

・STREAMIN’

・PHILHERMONY

の3種類です。

早速飲んでいきましょう！

まず最初はこちらのWONDERLANDです。真っ赤なラベルに黒字の文字がインパクトがあっていいですね。スタイルはアンバーエールです。

奈良醸造のビールには、それぞれの商品名をイメージした絵がラベルにあるのですが、WONDERLANDに描かれているのは不思議の国のアリスの世界。

しかもディズニーのような可愛らしい感じではなく、原作に近い、ちょっと不気味な感じの絵です。イカれ帽子屋がサイコパスチックでいい感じに怖いです。

原材料を見て気になっていたのが、スパイスをふんだんに使っているところです。シナモン・ナツメグ・クローブ・カルダモンが入っています。

麦は何種類か入ってますが、ホップは1種類のみ。IBUも12とそこまで高くありません。スパイスが主軸となった、個性的な路線のビールとみました。

注いだ感じ、泡立ちはそこまで強くなく、ビールの色は暗めの褐色です。

一口目から、シナモンの香りがとても強くやってきます。個性派のビールはあまり飲んだことがなかったのでこれは衝撃でした。他のスパイスの香りも後からたくさん押し寄せてきますが、やっぱりシナモンが最初から最後までずっといてくれてるな、という感じです。

カレーのような、生八つ橋のような…そんなしっちゃかめっちゃかした味ですが、これが面白くていいなと思いました。

さて、こちらのビール、何に合うかって、間違いなくカレーでしょう。

現にこの日の晩ご飯はたまたまカレーだったのですが、一緒に食べると本当にマッチして美味しかったです。お互いのスパイスの味がうまくハーモニーを奏でて最高でした。カレー屋にこのビールが置いてあったら間違いなく一緒に注文しますね。

ビールと相性のよい料理として、原材料が同じものを使っている料理があげられますが、今回のパターンでまさにその通りだなと思いました。

刺身は違うでしょうね…。ビールが完全に持っていくと思います。強いて言うなら、カルパッチョなど、生魚に洋風のタレがかかったものなどいかがでしょうか。

焼魚は和風のものではなく、カレー粉で味をつけたものや香草焼きなど、香りのあるものは合いますね。後はトムヤムクンとか、アジアの魚料理にも合いそうな気がします。

刺身マッチ度　★☆☆☆☆

焼魚マッチ度　★★☆☆☆

カレーマッチ度　★★★★★

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