KNEE DEEP BREWING の TAHOE DEEPとは
KNEE DEEP BREWINGとは
今回ご紹介するのは、KNEE DEEP BREWINGのTAHOE DEEPというビールです。
ブルワリーの名前もビールの名前も聞くのは初めて。どこのブルワリーだろうと思って調べたところ、アメリカのカリフォルニア州にあるとのこと。Tahoeの名前はカリフォルニア州とネバダ州の境にあるタホー湖からきているそうです。写真で見るととても綺麗な湖でした。
アメリカで根強い人気を誇るアメリカンIPAですが、IPA好きの人のことを英語でHopheadsというそうです。Hopheadsのために最高のIPAを目指し、作られたブルワリーがKNEE DEEP BREWINGなのです。
高アルコール、高IBU、その数値は脅威的!
TAHOE DEEPの特徴は何といってもアルコール濃度とIBUの高さでしょう。アルコールはビールの中でもあまり見かけない8.5%、IBUはなんと66!スタイルはインペリアルIPAで、ホップを大量に使用し、IBUがとても高くなる製法で作られています。
さすがアメリカのIPA好きのためのビール、ただひたすらに濃いスタイルのビールを生み出すのがアメリカっぽいですね。
ちなみに、このスタイル似たものとして、OH!LA!HO BEERのキャプテン・クロウ エクストラペールエールが挙げられます。
さっそく飲んでみよう!
グラスに注いでみる
グラスに注いだ時から、柑橘系の香りがふわっとやってきます。いや、ふわっとなんでしょうか、割としっかりやってきます。ホップをたくさん使っている証拠ですね。
IPAということで泡立ちがすごいんじゃないかと身構えていたのですが、案外そうでもありませんでした。日本の大手企業のビールとあまり変わらずな泡立ちです。色はやや暗めの黄金色です。
いざ、実飲!
飲む瞬間、オレンジの香りがどっとやってきました。これはすごい勢い!その後にホップの苦味がドドッとやってきます。さすがIBUが高いだけありますね。
しかしその後も苦味が続くのかな、と思ったらそうでもありませんでした。アルコールが8.5%と高いため、アルコールの甘さがじんわりやってきて、余韻を残しつつも最後はスッと消えていきました。意外とあっさり終わるんですね。
IBUの高さにビビっていましたが、想像していた以上に飲みやすいビールでした。
ただ、写真を見てお分かりのとおり、これ、500ml缶なんです…。高アルコールにも関わらずサクサク飲めてしまったおかげで、あっという間にへべれけになりました。アルコールがそこまで強くない人は要注意です。
刺身、焼魚との相性は?
さてこちらのビールですが、刺身、焼魚の相性…というよりもはやツマミがいらないビールだと思いました。
本当にビールそのものの味が濃いため、ビールだけで完結します。他に何かを食べたとしてもすぐにビールに味を奪われてしまうでしょう。
強いていうなら、ミックスナッツのような簡単につまめるものが良いのではないでしょうか。魚のつまみで言えば鮭とばは間違いなく合いますよ。
最後に
今回はKNEE DEEP BREWINGのTAHOE DEEPをご紹介しました。GOOSE ISLANDといい、アメリカのビールはスケールが違って面白いですね。とにかく濃くしたれ!の精神を感じました。
さてこちらのビール、実は流通があまりなく、今回もたまたま近くの酒屋で見つけたものでした。どこかにかならず置いているわけではないので、もし見つけて気になった人はその場で買ってしまうのが吉です。
アルコール、そしてIBU、何もかもが濃い世界をぜひ堪能してくださいね!
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